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300歳ブログ

300歳のためのブログだよ!

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2026.04.05 (Sun) Category : 

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30のお題・)4一生のお願い

2012.05.28 (Mon) Category : 30のお題


のんびりも良いとこですみません。拍手ありがとうございます!
コメントも嬉しいです! 後日お返事させてくださいませませ!
予想外に頂けてて嬉しい反面、何かちょっと怖い小心者です。(苦笑)
あんなに厨二設定の上にチートすぎんのにね・・・良いのかな・・・。

しかし残りが本当心臓に悪いもんばっかりになってきた。(苦笑)
カテゴリの説明でもしてますが、生存パラレルは幕間だけなんで、他は正史であるテッドが死ぬルートを進みます。
で、30のお題は、300年の間のテッドだから(っていう解釈をしてます)、基本的に1時代を含めた前の話になりまして。
必然的にテッドが生きている捏造過去が多くなるわけです。
だから坊さん出番少なくなるんだよ!
どおりで坊さん最近いねぇなと思ったよ!
DA・YO・NE!(わーお)

ってわけで今回も坊さんは欠席です。(こんだけ言って不在か)
ごめんね次こそ多分! テヘペロ!

そして前のが真面目っぽい話だったから、軽い話って思ったら、何かよく解んないのになった。ギャグにも満たない。オギャー。
安定のテッド捏造が大丈夫な男気全開の方は顔文字君からどうぞー!




拍手[10回]








「一生のお願いだ、殴らせろ。」
「うん、まったくさっぱり全然意味が解らないんだけどとりあえずごめんなさい。」
 出会い頭早々に、指をポキポキ鳴らした仁王立ちの般若にそう言われれば、誰でも同じ反応をすると思う。


 久し振りに出会った顔に案の定驚いた瞳を認めて、間違いなく同じかそれ以上に驚いたけれど、すぐにラズロは満面の笑顔を浮かべてみせた。
 驚いたとは言ってもテッドの場合、年季か何か解らないが紋章の感知能力が高いので、港でラズロに出くわすことは気付いていたようだったから。
 原因は久し振りの邂逅そのものではなく。
「・・・とんでもないとこに就職したな。」
 この一言で集約された、すれ違っただけでもそれと解る衣装。その意味。
 黒を基調に各々に合わせたパーツを組み合わせ、髪を結い、額あてを巻き、朱を目尻になぞる。
 まぎれもなく、この国の王家直轄の騎士の出で立ち。
「将来設計安泰でしょ?」
 見せるように腕を少し広げ、窺うように顔を覗き込んだラズロに、テッドは遠慮も何もなく盛大な溜息を吐いた。
 降り立った時点から気が付いていたが、限られた一握りの、極めて少数精鋭しか着用を許されない独特の装束は、それだけで視線を集める。
 つまり、目立つ。
 ラズロ自身も自覚があったし、何でこいつはいつもこうとかブツブツ言っているテッドにだって飛び火していれば、いくら鈍くても気付くだろう。ましてやテッドだ。晒されているような状態に、気付かないわけがない。
 眉を寄せて、あからさまに表情を変えた様子を目に留め、拒絶の台詞を吐かれる前にと、ラズロが一歩足を引いて指をさした。
「こっち。近くに行きつけのお店あるから」
「・・・お前、勤務中だろ」
 どうやら予想は当たっていたようで、ほぼ同時に口を開いていたテッドが出鼻を挫かれたように呼吸を置いた後、呆れを滲ませて遠回しの断りを入れてくる。
「大丈夫。僕、今、城下パトロールっていう任務中」
 が、真面目な顔をしつつも指を二本立て、こくりと頷く様子に過去の記憶がよみがえった。
 そうだ、この捉え辛い元リーダーは当時からこうで、緊急ギリギリでもない限り、会議すら煙に巻いていたではないか。船内の見回りがとか何とか言って。
 しかも結構な確率で付き合わされた。ということは。
「・・・・・・失敗した」
 回避は極めて難しい。

 そんな衝撃の再会を経て、何故か騎士長への紹介、果ては国王を交えての対話と、一介の旅人が許される範囲を悠々と超えた出来事の末に、国の客人扱いで紋章部門の研究員席が用意され。
 もちろん丁重に断り、この状況のきっかけには武力行使に出てもみたが結果変わらず、逆に治療費の代わりに言う通りにしてと、どこの当り屋だお前ぇええみたいなやり取りがあって、なし崩しに王宮紋章部門研究客員に落ち着いてしまった。
 思いっきり巻き込まれている。
「いくら女王騎士でも、そう簡単に急な謁見が認められるわけないだろ。そもそも大体なんで女王騎士やれてんだ」
「フェリドさんが群島の出身なんだよ。お父さんが艦隊提督でね」
 水の紋章で傷は綺麗に治ったはずなのに、あてつけか力不足か・・・九割九分九厘間違いなく前者だろうが、頬と口元にガーゼを残したままのラズロに向かい合い、眉間に皺を刻んだテッドが当然の疑問を投げれば、中途半端な回答が返された。
 それの何が、と言いかけて、群島の艦隊提督という単語で気付く。
「・・・関係者か」
 群島をまとめた最初の指導者。リノ・エン・クルデス。現在もその名が強く残っているのは、海にその姿ありと呼び声高い、群島の守護艦隊筆頭艦に付けられた名前だからだ。
 そして冠された艦に乗るのは、群島が誇る艦隊提督。それは、群島王家血族の猛者が多い。
 ラズロを頂点として起こされた星の戦争の真実を知る者たち。
「数十年前までは群島にいたから、僕の顔を覚えている人もまだいるんだよ」
 なるほど、そこからのツテか。
 一つ頷くことで納得を示すと、ラズロはそのまま経緯を話すべく口を開いた。
「この国の紋章のことは知ってる? よね。最初はその件で声がかかったんだけど」
 ざっくりと事情と言われても、テッドだって世間で流れている噂やニュース程度の情報しか知らないが、多分問題はそこではなく、しかも大して重要ではないだろう。
 何故なら。
「でもほら、僕、あんまり紋章学詳しくないじゃない? ご意見をって言われても解らなくて。何かあったら手を貸すことはできるけど」
 ラズロ本人もきっとその程度の知識だろうから。
「・・・それで緊急要員で女王騎士に籍置いてんのか」
「幸い、騎士やれるくらいの腕はあったからね」
 それはそうだ。むしろラズロがなれなかったら誰がなれるんだというレベルだろう。
 ごく簡単な説明ながら、必要な部分を確実に抑えた内容に、小さく溜息をつきながらテッドは考える。この流れで自分に研究客員が与えられたということは。
「お前の尻拭いじゃねぇか、俺。」
 カッと行き着いた答えに暗雲と雷を背負えば、かくんと首を傾げたラズロが、さすがに少し申し訳なさそうな顔で笑った。


 という、一応の了承と捉えても良いような話し合いがあって、宮仕えに居心地悪そうにしてはいたものの、慣れてしまえばあっという間に溶け込んだテッドは、現在、客員という名目に恥じない働きで国の知識の一角を担っている。
 ラズロが当初心配していた人当りに関しても、長年の生活で培われてきた外交スキルというか、あたりさわりのない外面スキルというか、とにかく船にいたときにも適当な相手に見せていたそれを、更にグレードを上げて披露していたから、早い段階で問題なしと結論付けた。
「確かに僕やアルドや、ハーヴェイとかには冷たかったけど、ちみたん組とかにゃんこ組とかには比較的優しかったし、ケネスとかフンギとかにも普通だったもんね」
「走馬灯見るほど強く殴ってねぇぞ」
 腕を組んで堂々と立ち尽くす紋章師のローブをまとう少年と、その目の前で頭を抱えたまましゃがみこむ騎士、という光景が、周りに誰もいないからこそとはいえ、いかにおかしいか。
 ここに、久々の台詞を口にさせるに至った発言をかましてくれた、独特の雰囲気を持つ女性騎士がいれば、うふふ~、やっぱりお二人は特別な仲良しさんなんですねぇ~とか何とか、本当マジお願いだから空気読んでって叫ぶくらいにはブッ飛んだことを言いそうだ。
 まぁ、あくまでも、他に誰もいないから取った行動なのだが。
「で、僕はこの理由を教えてもらえるの?」
 派手な登場の割には加減をしたのか、覚悟したよりも随分小さい威力で繰り出された攻撃を甘んじて受けたラズロが、地味にひかない痛みを宥めるような仕草で立ち上がり、憮然とした表情のままのテッドに苦笑する。
「・・・何言ったんだお前」
 視線は合わせず眉を寄せ、渋々とか嫌々といった様子で口を開いた内容は、特定するには断片過ぎた。さすがに解らなくて頭を捻れば、あー、と諦めを滲ませた唸り声と溜息を吐く。
「さっき。リムとミアキスさんに会って」
「うん?」
 一国の時期女王を呼び捨てにしておきながら、従者に敬称を付ける不自然さはもはや慣れたもので、本人が了承済みの上、公の場などでは態度も一変するから周りも特に言うものはいないという自由さは、ドロドロの人間模様になりがちな王宮内部では珍しい。
 元来、そういう良い国なのだ、ここは。
「『聞きましたよぉ~、内緒の関係なんですねぇ~』」
 ご丁寧に口調を真似したテッドの琥珀は、僅かに見上げる位置にあるラズロの海をひたりと捉え、楽しそうな言葉同様に笑みを浮かべてはいるものの、それと裏腹に剣呑な光を放つ。
 対するラズロは最初こそ解らなかったようだが、テッドが言わんとしたことと自身が口にした台詞、そして真似をした女性がとった意味合いを理解して。
「ちっ違うよ、言ってない、そういう言い方はしてない!」
 一瞬で顔色を変え、焦って否定する姿は実に珍しい。普段の報復と、これが自分に関わりのないことだったならば、テッドもニヤニヤ眺めていられただろうが。
「ただでさえ特殊な立場だっつーのに、これ以上奇特な目で見られてたまるかっつの・・・!」
 言われた時の凍った空間と言ったら。
 リムなど真っ赤になって固まり、何度か言葉を発しようと唇を動かすも声にならず、挙句の果てにややあってから、右手と右足を出してぎこちない歩みを再開させた。
 あまりの動揺ぶりに、逆にテッドが大丈夫かと言ってしまったくらいだ。否定と弁解の前に。
「いや、た、確かにお友達ですかぁって聞かれたから、そう言えば僕テッドと友達はスルーされたんだったじゃあ何だろう単なる知り合いっていうには付き合い長いからそれは嫌だし仲間には仲間だけどただの仲間って括りは違うような気もするしえーっと、って思って、内緒? って、」
「明らかにそれが原因だろーがぁ!」
「だよね!」
 長々と説明された、ラズロの頭の中で綴られた考察の間と、含まれたように上げられた疑問形の語尾も、思わせるには充分で。どうせ笑みを乗せていつものように言ったのだろう。尚更だ。
「・・・とりあえず全力で訂正しといたけど、お前からもちゃんと言っとけよ。妙な噂が立ったら、ただじゃおかないからな」
 深く長い溜息と、片手で頭を押さえながら肩を落とすという、いかにもなポーズを見せたテッドにうんと答えてから。
「なんて言ったの?」
 合わせた方がいいかなという考えもあって、本当は単純に聞きたかっただけなのだけれど、尋ねてみた。
「顔見知り。」
「え、僕もうテッドと出会ってから百年くらい経ってるけどまだ初期段階なんだ?」
 いたって普通に返ってきた、あんまりな発言に思わず捻りのないツッコミをしてから、酷い、と大袈裟に両手で顔を覆って泣き崩れて見せる。ハンカチを持っていたら、噛みしめていたかもしれない。
 船にいた頃はここまでではなかったはずだが、どういう風に歳を重ねたのか、会う度におかしいというか何というか。
 とにかく一風変わった人物で、いやそれに関しては昔から変わらないので、磨きがかかったと言うべきなのかもしれないけど。
 指の隙間からチラリと窺う二つの蒼を目に留め、テッドは小さい息を吐く。
「ほら、行こうぜ。そろそろフレイたち戻ってくるだろ」
 何日か前に帰還の連絡が入っていた。巡回船も確認済で、計算通りに航海していれば、もう少しで入港するだろう。先ほど会った二人と同じく、もう出迎えに行かなければ間に合わない。
 それはラズロを含む騎士全員の知るところで、テッドや他の宮殿内の人間ほとんどにお触れが回っており、関わりが強い自分たちには直々に召集の命が下りている。
 そもそもその件で素直に出席を是としないテッドを探していたわけで、ケガを負う用事ではなかったはずだが。
「先が長いなぁ」
 珍しく溜息のようなものを漏らし、呟くくらいの音量のそれは、けれども思いの外しっかりとテッドに届いて、既に少し先を歩く態勢になっている身体を僅かにずらすと、ラズロへと視線を向けた。
 声になったことに気付いていないのか、型崩れした黒衣を直しながら、ラズロが不自然な姿勢で止まって見ているテッドに瞳を合わせる。
 直後。
「ばーか」
 言葉の意味の割には随分と楽しそうな声で。
 意外と大きな蜂蜜色が緩く弧を描き。
 薄く染まる頬の下で、踊るように上がった口角から形の良い歯が覗く。
 過去に数回見たことのある、端だけを動かしたものや、ここ最近で見慣れた対外用の笑い顔とは違うそれは、多分きっと。
「・・・・・!」
 気負いなく、何でもないことのように正面に立った、小さくて華奢な、なのに誰よりも強さを誇った背中を思い出す。
 あの時、ずっと先の遠い場所に在るのだと感じていたけれど。
(もしかして)
 これは。
 少しは追いつけたと、そう思っても良いのだろうか。
 ボォー、と港の方で入船を知らせる汽笛が響く。視察に行っていた四人の帰還も示し、城内がにわかに活気づき始めた。
「今から港には行けないか・・・お前のせいで会席に出る羽目になったじゃねーか」
「言っとくけどテッド、出迎えも会席も出るようにってお達し出てるからね。」
 なにどっちか出ればいいや的なサボる気でした発言してるの。
 相変わらず、注目を浴びることを徹底的に回避するきらいがあって、どこから作ってくるのか並べ立てた理由を武器に、礼儀正しく深々と頭を下げる。
 もっともテッドの事情を知っていて、強請するものじゃないと豪快な騎士長の一言で、ある程度の免除を許されているおかげもあり、そこまで問題視はされていないが。
「大体、国外の人間である俺に、こうしょっちゅう声がかかる方がおかしいんだよ」
 せめて外で帰還を迎えようと歩き出し、数歩先のテッドの言葉にラズロが苦笑した。
「うーん・・・そこはまぁ何とも。でもとりあえず、僕らと同じ位置づけではあるから」
 騎士は女王直轄の兵で、一般兵や王宮兵とは一線を引いている。相応の責任や義務も大きいが、立場も上がり、ある程度の貴族と同等程度の権力や発言力が認められた。
 身分を持たない者もいるから、それを良しとしない輩もいるけれど、表立って言う者はいない。あからさまな視線をぶつけてくることはあっても。
 故にいくらテッドが客員として地位を預けられているとしても、だからこそ面白くないと思う者もいて、好奇の目に晒されるのも嫌だしと、誤魔化せる頻度で辞退している。
 のだが。
「マジで何とかしとけよ。こんなの、笑い話にもなんねぇ・・・」
 通常ルートではなく騎士の任命を受けたやたら腕の立つ少年と、同じくある日いきなり王宮お抱え魔術研究客員になるほどの少年がアレだなんて、話題独占も良いところだ。
 それでなくても、今の王宮にはいろんなモノが渦巻いているのに。
 星が瞬きを変えたような気がしたことを思い出し、小さく眉根を寄せたところでラズロがうん、と首を縦に振って頷く。
「とにかく、ミアキスさんに話聞いてみるよ」
 まだ確信のないことだと頭を切り替えて、テッドは並んできたラズロと共に外へと急いだ。
 全員が港で出迎えるわけではなく、実際、リムやアルシュタート女王陛下を始め、王家一族は宮殿で待つ。謁見の前に待っていればいいだろう。
「ところでテッドの一生のお願いって何回あるの」
「一生のってだけで、一度って言ってねぇし。何回でも有効。」
「屁理屈だよそれ。」
 軽口を叩きながら歩く姿は気安い者同士のそれだ。いくら仲が良くないと主張したとしても。
 ぶー、と唇を尖らせて言ったラズロが結局まともな訂正をしておらず、フェリドにやたら真剣な顔で頑張れよと言われ、何回でも有効と言った通り、またも一生のお願いを発動させたのはそれから数日後。
 フレイたちがロードレイクへ行く二日前の、平和だった最後の一時。








発行した本に捕捉で書いてありましたが、ファレナの件にはよんが首突っ込んでて、テッドが巻き込まれるって形で関係してます。
よんは女王騎士衣装似合そうだよなっていう、ただそれだけで女王騎士にした。(笑)
すいません、5は攻略本持ってないから、いまいちちゃんとイレギュラーを捻じり込めなくて、現段階であんまりよく考えてない!

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HN:
月島うらの
性別:
女性
自己紹介:
ただひたすらに、テッドへの愛を叫ぶ。
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